中国語文法書はこれを読もう!~必読の中国語文法参考書をレベル別に整理・紹介~

外国語を学ぶ方法論は数多くあり、人により最適な学習方法はさまざまである。文法の習得についても、学習者として理論的に体系立った文法知識を知りたい人、そんなのはかまわずに使える表現をどんどん覚えていきたい人など、さまざまなタイプの人がいるだろう。

しかし、学習者側が文法の理屈を詳しく教えてほしいのに、先生側がそれをあまり教えてくれない場合があったらどうだろうか。先生によっては敢えて文法を理論的に教えず、感覚的な教え方を優先する場合もある。ひどい先生の場合、細かな質問をしても「それはそういう習慣だから覚えるしかない」と逃げてしまうかもしれない。そんなときに役立つのが市販されている文法書である。

この記事では、比較的入手しやすい文法書のなかから、記述に信頼のおけるものを選び、レベル別に整理して紹介する。文法用語に拒否反応がある方や、使える表現を感覚的に覚えたい方には不向きだが、理論的に筋道を立てて理解したい方には参考になるはずだ。

なお、それぞれの文法書の通称(略称)は公式に名乗られているものもあるが、大半は私(この記事の筆者)が勝手につけたものである。

【初級】基本的な中国語文法の知識を網羅した本

入門から初級レベルで使える文法書をここに挙げる。中国語学習をはじめる段階で手元に置いておくとふと疑問が生じたときなどに大いに参考になるだろう。

『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』同学社

初学者にもおすすめできる文法書である。初版は1996年だが、新訂版が2016年に出ている。通称『WHY』。

この本のおすすめできる点は次のとおりだ。

  1. 解説が丁寧である
    ただ文法事項を羅列しているのではなく、その「なぜ」について詳しく書かれているため、独学でも十分に役に立つ。随所に見られる表は特にわかりやすい
  2. 項目の並び順がよい
    個人的に重視しているのは数字の導入箇所で、これはできれば先にやっておいたほうがよい。教科書などでは、時間や年月日の言い方が後ろのほうにあって、半ば過ぎてからやっと「今日は何月何日」と言えるようになる順序のものもある。数字や時間の言い方は先に習っておいて、毎日「今日は何月何日…」などと繰り返すほうが定着に有益である。
  3. ドリルがついていて文法知識の練習ができる
    市販の文法書にはふつう問題集はついてないので、これは独学にはありがたい。
  4. 網羅的である
    最近の教科書は初級段階では「把」構文を学習項目から外すなどの簡素化が図られているが、本書はそういった漏れはない。中国語文法の基本的な項目についてはほぼ全て網羅している。
  5. 本質的なことがさらっと書いてある
    たとえば発音のところに中国語の音節構造の解説がある。最初は何のことを言っているかわからず面食らうかもしれないが、あとあと役に立つ知識である(朝日出版社の相原先生の教科書にはだいたい載っているがふつうの教科書にはない)。また、第19課「談話室 中国語ってどんなことば?」は必読である。フレーズと文、動詞と目的語の関係、品詞の名称が本によって違うことなど、知っておきたいことがわかりやすい対話形式で紹介されている。

なお、最初の発音の部分のみ、同学社のウェブサイトより音声ファイルをダウンロードできる。1996年の初版では音声がなかったが、新訂版となり音声が聞けるようになったため、利用価値が格段に高まったといえる。

2色刷で見やすいが、判型はB5判でふつうの文法書よりひとまわり大きい。実物を見ずにネットショップで注文するとそのボリュームに驚くかもしれない。それはドリルが書き込み式であることが影響していると思う。また、この判型の大きさのおかげでふつうの文法書よりも表が見やすくなっている。これは『WHY』の長所とも言えるだろう。

※2020/7/20追記 現在、Amazonリンク先の新本在庫が切れているようす。下記サイトでは新本注文可能なのを確認。

『やさしくくわしい中国語文法の基礎 改訂新版』東方書店

初版発行は1995年。爾来、長年にわたり好評を博してきた本である。2019年に改訂新版が出て、用例が新しくなっている。通称『やさくわ』。

第1章は「①文の構成要素」「②形態素」「③合成語の語構成」から始まる。文法用語の嫌いな人にとってはこれだけで面食らいそうだが、わりと大事な知識である。このあたりを絶対に理解しないと中国語ができない、という項目ではないため、読み飛ばしても問題はないのだが、理解しているとしていないとでは、その後の学習の進め方に大いに影響するはずだ。

第3章は「フレーズ」で、市販の初級中国語文法書では珍しい章立てである。今の中国語文法研究の主流はフレーズを基礎としており、フレーズを研究していけば中国語の文法はわかるという考え方がメインストリームである。この章はこの考え方を明確に反映ししているといえる。フレーズを基礎とした考え方というのは、中国語の単語や文は、フレーズの構成と同じ種類の構成を有するということで、中国語の文はその各階層における構成が重層的に現われるということである。たとえば「我身体很好」(本書P.143)は「身体很好」という主述フレーズ(主語+述語で構成されるフレーズ)が述語になった文で、「我」が主語で「身体很好」が述語であると説明される。教師によっては「これは“我的身体很好”の“的”が省略されたものだ」と説明するかもしれないが、そのようなとらえ方もないわけではないが少数派ではないかと思う。

フレーズで理解することの何が重要かというと、中国語はフレーズが主語になったり述語になったり、はたまた修飾語になったり、わりと柔軟な動きができることに気づけるところであろう。「中国語の文法はSVOで英語と同じ語順です」などという戯れ言に付き合っていたら一生中国語の文法はわからない。中国人ネイティブがよくいう「中国語には文法がない」という言い方も、実はフレーズの柔軟な動きの法則に気づけていないだけの話である。この法則を帰納するのに文法学者たちは四苦八苦しているのだが、現在は少なくとも学習に役立つレベルにはまとめられている。『やさくわ』は、その一端が独立した章で解説されている、数少ない参考書である。

そのほか、「離合詞スペシャル・セレクション21」(P.30-33)、「結果補語ミニミニ辞典」(P.194-199)、「可能補語ミニミニ辞典」(P.216-225)にはよく使う表現がまとまっており、見やすく重宝する。

『基礎から発展まで よくわかる中国語文法』アスク出版

2010年初版の中国語文法書である。通称『よくわかる』。

例文に全てピンインがふってあり、初学者にも使いやすい。通読するのもよいが、辞書的に使うのもよいだろう。ドリルもあって、練習もできるようになっている。

フレーズに関する項目は、『やさくわ』のように単独の章があてがわれているわけではないが、冒頭の「中国語概説」の部分で解説されているし、「第4部 文成分」のところでも詳しく書かれている。

『WHY』と比べると判型が小さく、ページ数も少ないが、網羅性はひけをとらない。たとえば「是~的」構文には方法や時間・場所などを取り立てて述べる「是~的(1)」と、話者の見解を断定的に述べる「是~的(2)」があるが、『やさくわ』は「是~的(1)」のみ掲載しているのに対し、『よくわかる』は二つとも用例つきで解説しており、違いが本当によくわかるようになっている。

あと個人的に以前、ふつうの中国人ネイティブに「“多吃点”と“吃多点”はどう違うんだ?」とたずねたことがあるが、彼は案の定「どっちも同じだ」と答えた。ふつうのネイティブの語感では違いを説明するのが困難だったのかもしれない。ところが『よくわかる』には“晩来”と“来晩”の違いとともに“多喝”と“喝多”の違いについて用例をまじえて解説している箇所があった(P.211)。『よくわかる』はこういった疑問にも答えてくれる参考書なのである。

【中級以上】わかりにくい中国語文法の知識をより詳しく解説した本

ここからは中級レベル以上の本を挙げていく。基礎的な知識を網羅したものではないため、初級から読み始めるのは少したいへんかもしれないが、ちょっとでも興味をもったら初級段階でも手に取って目を通してもよいと思う。

『中級中国語 読みとく文法』白水社

初版は2012年の文法書である。通称『読みとく』。

『読みとく』は見開き1ページでひとつの項目を解説している。よって、順番にかかわらず各テーマ読み切りで広い読みすることができるだろう。

第1章は中国語の品詞に関して6つの項目を論じている。中国語の品詞(名称や分類方法)は英語やその他ヨーロッパの言語ほど確定されておらず、人によって、あるいは文法書によって、はたまた辞書によって違うといった状況である。その状況についての解説が詳しい。なりふり構わず「中国語の品詞分類はこうである」と断定されるよりも、「実は中国語の品詞分類は確定的ではなく、それはなぜならこうであるからだ」と説明してくれたほうが、他の文法書を読むうえでも有益である。

他にも文法の細かな問題に関するわかりやすい解説が随所に見られる。特に“了”の解説がわかりやすい。“了”は7つの項目、つまり14ページ(152~165ページ)にわたって詳しい説明がある。ここは最もおすすめできるところであるので、中国語の“了”がよくわからないと嘆く前に本書を手に取ることをおすすめしたい。

フレーズについても「第4章 フレーズの働き」で1章分をまるまる使って説明している。基本的な知識については省略されているが、書名に「中級」を冠してはいるものの、全ての例文にピンインがついている。初級の文法を終えてみたけどまだよくわからないという段階に、本書を手に取って読んでみるとよいだろう。

『一歩すすんだ中国語文法』大修館書店

2003年初版の文法書である。通称『一歩』。

内容は動詞に関連する表現を中心としている。助動詞と複文についての解説にも詳しい。

1章「中国語の動詞」は、日常的によく使う動詞(たとえば“倒”“擦”“点”“找”など)をとりあげ、それらの動詞の辞書的な語釈(複数ある)から、ひとつの基本義にせまっている。また、日本語の発想(たとえば“かく動作”“みる動作”など)から、どのような中国語の動詞が対応するかを解説している。

2章「動詞とその文型」は、動詞と目的語の関係について、前置詞を使うか否かといった視点を含めながら解説している。連動式文と兼語式文の違いについても、初級の段階では混乱しがちな項目についても、違いがよくわかるように詳述されている。「使役の動詞を使った命令の間接化」(P.61-62)のところでは使役構文を命令の間接話法としてとらえる見方が紹介されている。“让”“叫”はふつう「~させる」としか訳さないが、文脈によっては「~させるように言う」という間接話法的に訳した方が自然だということもある。このことは『よくわかる』(P.159)でも少し言及されているが、『一歩』のこの箇所とあとP.59-60を合せた部分の方が用例が豊富で解説も詳しい。

3章「動詞と結果補語」と4章「移動動詞・方向補語」は、合計54ページにわたって動詞と結果補語・方向補語の関係について解説している。中国語で補語を使った表現は日常会話で頻出するにもかかわらず、教室の授業では補語は数ある文法項目のうちのひとつという位置づけであまり解説も用例も詳しくないのが実情である。本書はそのような不足を補うのに役立つといえよう。

あとは5章「動詞の「時」(テンス)と「すがた」(アスペクト)」、6章「動作と時間」、7章「文における主体的な要素-助動詞」、8章「中国語における文の接続(複文)」と続く。

良い点は多々あるが、全体をつらぬく特徴は、中国語の発想を日本語ネイティブにわかりやすくかみくだいて解説しているだけでなく、日本語の発想を中国語でどう言ったらよいのかについても丁寧に説明していることである。用例も豊富だが、例文にピンインはついていないので、わからなければ自力で調べるなどの努力が必要になるが、かなりおすすめの一冊である。

『チャイニーズ・プライマー(New Edition)』東方書店

初版は2001年の中国語総合学習書である。通称『チャイプラ』。序文によると1993年に出ていた旧版『チャイニーズ・プライマー vol.1 / vol.2』の修訂版だとのことである。

この本の構成は次のとおり4つのパートに分かれている。

PART1 発音編|PART2 初級編
PART3 中級編|PART4 応用編

この構成を一見すると、この本1冊で発音から初級から中級、さらにそれらの応用にまで対応できそうだ。しかし、この本の特徴のひとつとして、とにかく用語が難しいことが挙げられる。たとえば「PART1 発音編」は「中国語の音節構造」から始まるが、2ページめで次のような文が出てくる。

各字すなわち各音節は次表のように整然とした構成をもっています。この内部構造を英訳術語の頭文字をとってIMVE/Tと略称しましょう。

古川裕(2001)『チャイニーズ・プライマー(New Edition)』東方書店, 2ページ

これから中国語を覚えようというのに英語の術語を覚えるのか!しかも省略されたアルファベットを!?とパニックになりそうである。また、本書の前の方の文法解説があまり詳しくないため、おそらく「入門」の段階が省かれているのだと思われる。これは、著者が序文で次のように述べていることからもわかる。

本書は主に、大学などで中国語を専攻言語として学ぶ人々の初級~中級期における教室での使用を想定していますが、付属CDを最大限に活用することで独習用としても、あるいは既習者の復習用参考書としても利用できるように配慮してあります。

古川裕(2001)『チャイニーズ・プライマー(New Edition)』東方書店, iiiページ

実際は、文法練習の解答が全てあるわけではなく、独学用としてはあまり行き届いていないところもある。しかし、それらを考慮しても、本書を手に取る価値はある。特徴は次の3点にまとめられよう。

  1. 理屈を突き詰めている
    感覚的に理解したい人は1ページ見ただけで放り投げてしまいそうな内容であるが、理屈で理解したい人にとっては、相当役に立つ。特に中国語ネイティブに質問しても「中国語に文法はない」などと言われて「いや、あるはずだろう」と思っている方にはうってつけの内容である。その「あるはず」の整然とした文法体系がきちんと説明されている。発音の解説も秀逸だ。
  2. ニュアンスの細かな違いがわかるように示されている
    たとえば同じ疑問文にしてもなぜ「是~吗?」と「是不是~?」があって、これらにどのような違いがあるかとか、動詞の重ね型はどのような場合に使うとか、感覚的には説明できそうにないことも、きちんと言語化されて説明されている。
  3. 豊富な音声が付属する
    音声はCD2枚が付属する。一般的な文法書には音声がつかないから、これは非常にありがたい。

なお、同じ著者で2008年に次のような文法書も出ているが、現在絶版のようで、古本しか手に入らなそうである。

こちらも『チャイプラ』と同じように、初めから文法用語のオンパレードで、しかもそれぞれを英語でどのように言うか同時に示されていて、もうそれだけで頭がいっぱいになりそうである。しかし、たとえば日本語で言うところの「中の部屋」と「部屋の中」を中国語ではどう言い分けるかなど、「それ知りたかった!」と思わせる記述が多い。古本を見かけたら買っておくとよいし、公共図書館にもあれば借りてみるとよいだろう。

『中国語わかる文法』大修館書店

初版は2009年の文法書である。通称『わか文』。

2002年に発足した中国語教育学会が定めた『ガイドライン』に準拠した文法書である。その『ガイドライン』じたいも巻末に付属しており、中国語を教える側の先生にとっては必須の書籍だ。では学習者向きではないのかというとそうでもなく、「まえがき」にも次のように示されている。

学習のスタート地点から本書を使うには少し背伸びがいるが、項目の細分化に加え、事項索引と語彙索引を加えたので、学ぶ道しるべにすることができる。

輿水優・島田亜実(2009)『中国語わかる文法』大修館書店 「まえがき」ivページ

初級の学習者がはじめから通読するには内容が重すぎるかもしれないが、辞書的に使うのであれば、最初からそろえておいてもよいだろう。

全部で244の項目について、それぞれ簡潔な解説とともに豊富な用例が示されている。実は教える側からするとこの用例を探してくるのがたいへんで、それがこのように数多く示されているととても助かる。言葉による理屈も用例とともに頭に入ってくる。また、独学に使うにしても、ただ「これはこうです」と解説されているだけではわからないし、1つや2つの用例だけではうまく頭に入ってこないだろう。用例の多さというのは自力でその文法項目の特徴を把握するにもたいへんに有用なのである。「大写」(漢数字の画数の多い方の表記の仕方)のような細かい知識のある点もよい。

また、各項目には「更上一层楼」と名付けられたよりつっこんだ解説がある。どちらかというとこの「更上一层楼」のほうが『わか文』のメインコンテンツと言っても過言ではない。「更上一层楼」では、基本的な解説では理解しにくい内容について、さらなる実例を示したうえで、日本語ネイティブにとってわかりにくい文などを解説している。さらに、先行研究の紹介、つまりその文法項目についての解説を誰がどんなふうにしたか、ということが出典(著書名など)を含めて書かれている。これはふつうに中国語を学習するだけならそれほど必要でない知識かもしれない。しかし、背景にある根拠を示してもらえると、どうしてそのような解説になるのか理解ができるようになると思う。たとえば「こういう解釈もできるが、ああいう解釈もできる」のように書いてあると「なんだか焦点の定まらない解説の仕方だな」と思えるが、「実は複数の見方があるんだ、誰々はこういう解説で、別の誰々はああいう解説をしているんだ」というように紹介されたほうが、そう解説される背景も含めた理解が進むはずだ。

「フレーズ」という名称については、『わか文』では「連語(句;フレーズ)」のように書かれている。これは「連語」を主とし、他に「句」「フレーズ」という言い方があるという意味でこのように書かれている。目次もこの「連語」と書かれているため、フレーズについての解説がないのかと思ってしまいそうだが、『わか文』は「連語」という言葉を主として使っているのだということを知っておくとよいだろう。

「更上一层楼」の深い記述から、上級として紹介したが、例文は全てにピンインがふられているため、初級学習者のリファレンスとして手元においておくのも良い。

『中国語文法教室』大修館書店

初版は1994年の文法書である。通称『教室』。

この記事の中では最も古い本であるが、いまなお新本を書店で手に入れることができる本だ。表紙がドットの荒い画像でなにかおどろおどろしい雰囲気がするが、それはおいといて、『教室』の解説は、ここまで挙げてきた他の本とは若干異なる。

たとえば、名詞と名詞をつなぐ場合に「的」を入れる場合と「的」を入れない場合がある。この解説くらいなら、網羅性の高い文法書ならだいたい書いてある事柄なのであるが、個人的には『教室』の解説がもっともしっくりきた。

個人的に特に秀逸だと思っているのは、語気助詞の「吧」の解説である。

“吧”は諾否や正否の最終決定を自分でせず、話し相手に下駄を預けるときに使うもので、打診・勧誘・躊躇といった意味を表わします。

杉村博文(1994)『中国語文法教室』大修館書店 12ページ

上のような説明がわかりやすいかどうかは人によって違うかもしれない。しかし、私はこの説明で、「好的」と「好吧」のニュアンスがどう違うとか、倒れている人に「没事吗?」ではなく「没事吧」と聞くことの方がなぜ自然なのかということに対する疑問が一気に氷解した。

他にも上記のような本質をついた解説が多々ある。「どうも中国語の理屈がよくわからないなあ」と思っている方にはぜひとも読んでほしい本だ。例文にはピンインがふられていないので、わからなければ自力で調べる必要があるが、その手間を上回る収穫がこの本からは得られるはずである。

信頼できる中国語文法書を選ぶ視点

以上で中国語文法書の紹介は終わりだ。最後にひとつだけ、信頼できる中国語文法書を選ぶ最大のポイントを紹介しておきたい。それはずばり、「中国語の文法は英語と同じだ」というようなことが書いていないことである。もうこのことだけに注意すれば地雷を免れることができるという大事な視点だ。この記事で紹介した本を読み込めば、少なくとも「中国語の文法は英語と同じだ」などとは思えなくなるはずである。

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